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10年愛し続けられるバッグ - pokit "CLASSIC CAPSULE"

ベイクルーズのFRAMeWORKで刊行してる、murmur magazineで「10年愛した服 10年愛し続けた服」って特集があった。
たくさんの物を短くではなく一つの物を永く使っていこう、という服屋さんにしては自虐的な特集で面白かったんだけど、そこに書いていた10年愛し続けられる服の選び方ってのが・・・(以下うろ覚え)

  • 欲しいと思ったものでも、直ぐに決断せず10回くらい考えてから買う

この時は考えるのは、自分の持っている服と合うかとか、10年後も使えるデザインかとか、10年使い続けられる耐久性を持っているか、といったものだったはず(以上うろ覚え)


10回も考えるのは大変だけど、10年後も使えるデザインや耐久性ってのは共感できるなあ。
そんな訳で僕の選んだ「10年愛し続ける(であろう)」、バッグを紹介します。



pokitのCLASSIC CAPSULE

1999年にイギリスで立ち上がったブランドのショルダーバッグ。
独特の丸っこい立体裁断が特徴的で、見えるところにブランドタグとかは付いてないけど一見してpokitのバッグってわかる。


高専生の頃、バイト代を握り締めて買った。
まだ、二子玉川のユナイテッドアローズが高島屋の中じゃない頃に。
学校帰りに何回も見に行って、買っていいものか悩みまくった。それこそ、10回くらい。
高い買い物(4万円くらい*1)でドキドキしたなぁ。
もちろん、値段は親に言えなかったよー。


使ってみると立体裁断のおかげか、荷物が少ない時も多い時でも型崩れがなくしょっている時のシルエットがキレイ。
置いている時より、しょっている時の姿が美しいバッグ。カメラやお財布、携帯電話を入れるのにちょうどいい。
以前これの黒をスーツ姿の人が使っていたけど、スーツにも合ってた。
僕のはカーキなので、スーツにはちょっとな。
今は赤も出てて、ちょうかわいい!!

今の姿


だいぶ使い込んだから、新品と比べると色が褪せてる。
生地もクタクタになって柔らかい。


学生時代のほろ苦い思い出も、社会人になってからのほろ苦い思い出も、コイツと一緒に背負ってきたんだよなぁ(バッグだけに)。
現在発売されているのは、底の部分が革で補強されてるみたい。

高い買い物だったけど

いい買い物をしたなぁ、と自分で自分を誉めてあげたい。
2万円のバッグを5年使うのと、4万円のバッグを10年使うのでは1年当たりの費用は変わらないけどモノに対する思い入れは格段に違うと思う。


このバッグを買う前、もう一個候補があった。それは半額以上安かったはず。
ただ、今はそれがどこのバッグかは思い出せない。
もしそのバッグを買っていたら、今頃タンスの肥やしになっていたんだろうなぁ。


モノを大事に使うことの素晴らしさ、それをpokitのバッグが教えてくれた。
これからも良き相棒として、付き合っていこう。

*1:今はちょっと値上がりしてます