「ソーシャルラーニング」入門
新しい会社での自分に与えられているミッションには、抜本的な業務改善というものがある。
いまの仕組みを一旦壊して作り直すくらいの気持ちで取り組んでいるところ。
なかなかやりがいがあって面白い。
その一環として、ソーシャルメディアを利用した業務改善にも取り組んでいきたい。
そこで手にしたのがこの本。読んでみると、無意識にやっていたかもという点がほとんどだった。
twitterやFacebookって何するものなの?ただ自分のやっていることをシェアする(リア充向けの)サービスでしょ?といった人が読んでみると、新しい見解が得られると思う。
本書はソーシャルメディアをマーケティング手段よりも、個人が組織の中で、あるいは組織を超えて互いに学び合うための環境として捉え直すべきだと提言します。個人が互いに知をシェア(共有)することによって組織が生まれ変わり、競争力を磨いていくことができるのです。
元々、人類は社交的(ソーシャル)な生物です。私たちはほとんどの「学び」を人とのつながり、交流によって得てきました。ソーシャルメディア時代にあって、学ぶとは自分のネットワークの質を最適化することに他なりません。
本書はこれを「新しいソーシャルラーニング」と定義し、膨大な取材に基づく多くの事例とともに理論的背景から実践手法までを多角的に解説します。
「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命
- 作者: トニー・ビンガム,マーシャ・コナー,ダニエル・ピンク(序文),松村太郎・監訳,山脇智志
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/01/06
- メディア: 単行本
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